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(1) 東大寺二月堂 |
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旧暦2月13日に「お水取り」(修二会、しゅにえ)が行われてきたことから、その名がある由。
今は3月13日の未明に行われ、堂の前にある若狭井(わかさい)という井戸から「お香水(おこうずい)」を汲み上げ、本堂に納める儀式がそれで、その水を飲むと病気が治るという。このお水取りが終わると春が訪れるということで、ぼくも毎年テレビで楽しんでいる。 |
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「二階に上がってみたいですか?」
道路を隔てて二月堂をじっと見ながら、T氏がもったいぶった問いかけをする。思わず手を挙げ、つかの間の内覧と眺望を楽しんだ。 |
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三月堂(法華堂)と四月堂は外観を眺めただけ。またの機会にどうぞ、ということであった。 |
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二月堂と周辺の写真 |
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(2) 東大寺大仏殿 |
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記憶の希薄さにあきれかえる。こんな建物だったのか。中学の修学旅行に始まり、何年か前の「奈良3日間」を含めて、数回は訪れているはずだが……。
さすが大仏と鹿はシカと身に覚えありだが、大仏殿は恥ずかしながら目に新鮮だった。
いまの大仏殿は江戸時代(18世紀初頭)に再建されたもので、奈良時代(8世紀)に聖武天皇が創建した当時の堂に比べ、間口が3分の2に縮小されているという。この説明も何度目かのはずだ。 |
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間口57.01m 奥行50.48m 高さ48.74m |
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廬舎那大仏 |
像高14.98m 頭部5.41m 目長1.02m
耳長2.54m 台座高3.05m |
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二月堂や法華堂等、周辺を含めてもう一度は来たいなあ。1週間はあきないだろうなあ……、強く思った。
東大寺が大本山である華厳宗の由来や、廬舎那仏、創建・修復の歴史、国宝の名を冠した建造物・美術工芸品、平城京のこと……、ロマンチックな興味がかき立てられた。 |
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東大寺について |
東大寺大仏殿と周辺の写真 1 2 |
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(3) 春日大社 |
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全国にある春日神社の総本社である。
やんごとなき口上を引用すると、
「藤原氏の守護神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)と経津主命(ふつぬしのみこと)、祖神である天児屋根命(あめのこやねのみこと)と比売神(ひめのかみ)を祀る。四神をもって藤原氏の氏神とされ、春日神(かすがのかみ)と総称される。武甕槌命が白鹿に乗ってやってきたとされることから、鹿が神使(しんし)とされる」(Wikipedia)。
それより、無数の石燈籠と釣燈籠に圧倒された。合わせて三千基あるという。節分の日と八月の「万燈籠」はさぞかし煌(きら)びやかだろうなあ……、想像を巡らせた。
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春日大社と周辺の写真 |