あ行 か行 さ行 た行 な行 川柳
表紙
は行 ま行 や行 らわ行
流行唄覚える頃にもう廃り
料理人客になる日は口が過ぎ
留守だからしなとはひょんな寝言なり
  
若後家は支度金にて行ったやつ  熱望、渇望した美しき妻故に、「女房の機嫌とりとり弱るなり」という句の通り
我が好かぬ男の文は母に見せ
若旦那足袋が嫌いで嫁がもめ  吉原の遊女は、足袋を履かず、素足の美しさをいきとした。若旦那が、足袋を履く素人女を嫌い、吉原通いを続けるので、嫁とのもめごとが絶えなかった。
わっちをも請け出してよと禿(かぶろ)泣き  身請けされて本名に戻った遊女は羨望の的だったが、とくに幼い禿の嘆きは大きかった。
わっわっと泣いて形見を持って行き
笑うたび嫁手の甲を口へ当て
 
あ行 か行 さ行 た行 な行 川柳
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