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【やかん】  三遊亭圓生(六代目)

 聞いた風、耳学問を鼻にかけ

【やかんなめ】

 人は病の器

【宿屋の富=高津の富】 笑福亭松鶴(六代目)

 運は天にあり、ぼた餅は棚にあり

【柳田角之進】 古今亭志ん生(五代目)

 清盛の医者は裸で脈を取り

 口説かれてあたりを見るは承知なり

 朝帰りだんだん家(うち)が近くなり

   (十五夜の晩)
 月月に月見る月は多けれど、月見る月はこの月の月

【薮入り】

 水は方円の器に従い、人は善悪の友による、子供は白き糸の如し

 薮入りや何にも言わず泣き笑い

【薮入り】 三遊亭金馬(三代目)

 かくばかり偽り多き世の中に、子の可愛さは誠なりけり

 乳(ち)を噛めば叱りながらも歯を数え

【雪てん】 春風亭柳枝(四代目)

 脱ぎ捨てた衣(きぬ)の行方や初鰹

 袷(あわせ)化(か)して鰹となるや江戸の花

 (犬去って梅花(ばいか)を残す。鶏とんで紅葉を描く。)

 初雪や犬の足跡梅の花

 初雪や鶏(とり)の足跡散る紅葉

 雪の朝二の字二の字の下駄の跡

 朝顔に釣瓶(つるべ)とられてもらい水

 朝嬶(かか)にお飯櫃(はち)とられてもらい飯(めし)

 初雪や瓦の鬼も化粧する

 猿跳んで一枝青し峰の杉

 初雪やせめて雀の三里まで

 初雪や坊主ころんで蹴鞠(けまり)かな

 猫の子を秤にかけてもらいしが、朝と昼とは目の違うなり

【夢金】

 欲深き人の心と降る雪は、積もるにつけて道を忘るる

 見ぬようで見るようで、客は扇の垣根より

【夢金】
 初代春風亭柳橋

 箱根山、篭に乗る人かつぐ人、そのまた草鞋を作る人、捨てた草鞋を拾う人

 千差万別、神社仏閣

【夢金】 三遊亭圓生(六代目)

 鷺を烏というたが無理か、ばやいじゃ亭主を兄という

【湯屋番】 三遊亭圓生(六代目)

 こうしてこうすりゃこうなることと、知りつつこうしてこうなった

【湯屋番】 柳家小さん(五代目)

 十階の身の上・・・2階で厄介

 居候猫やおまえもひもじかろう

 お為ごかしの言い手はあれど、誠実義の人はない

 雌鳥すすめて雄鳥ときをつくる

【湯屋番】 三遊亭円遊(四代目)

 居候三杯目にはそっと出し

 居候おいて会わずいて会わず

 ただ見れば何の苦もなき水鳥の足に暇なきわが思いかな
               (水戸光圀公)

 秋のカボチャはおいしいけれど、とてもサツマイモにはかなわない

 明日の天気をお尻に聞けば、あたしゃ空見たことはない

 恋に上下の隔てはないが、ま鯉と緋鯉じゃ値が違う

 惚れちゃいるけど口には出せず、さきの手出しを待つばかり

 他人行儀はそばある場合、今夜の場合はねえおまえ

【吉原綺談】 古今亭志ん生(五代目)

 恋しいお方に謎かけられてとかにゃならない繻子の帯
 
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