Penn State大学へ来て1ヶ月経った。いよいよ長い夏休みだ。
この間に2人の友ができていた。平井さんと石川さんだ。
平井さんは東北大学の助教授で、Penn Stateの研究室に出向中。石川さんは千葉大学の助手を辞めて、もうすぐ当大学でPhD(博士号)を取得する。
夏休みの有意義な過ごし方について、キャンパスのカフェテリアや街のパブで何回かディスカッションを重ねた。
「夏休み、どうする?」
「車で旅行しようよ」
「西海岸まで走って太平洋を見たいね」
「西部の国立公園、たくさん見たいナ」
「有名な町にも立ち寄りたいよね」
「珍しいところはどんどん見ちゃおうよ」
「インディアン居留地とか、原子力研究所とか、サ」
「石川さんのムスタング、調子いい?」
「冷房ないけど、何とかなるんじゃない」
「これでテント旅行に決まりだね」
「秋学期が始まるまで、1ヶ月くらいのね」 |
出発は8月31日(日)に決定。
彼らの仕事やぼくの学業に支障なきよう、
9月末の帰還を期して1ヶ月間の三人旅だ。
ムスタングにテントを積んで。
三人で手分けして身の回り品を買い揃えた。
手元のメモを頼りに、そのときぼくが買ったものを列記すると、次の通り。 |