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紀伊半島の南部を「熊野」と呼んでいます。和歌山県南紀地方と、隣接する三重県・奈良県の一部の総称です。
吉野熊野国立公園にも属するこの地域が、平成16年(2004年)7月1日、「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコの世界文化遺産に指定されました。
この広場「南紀熊野」は、その地域の紹介です。「南紀熊野」と銘打って、その一隅たるぼくのふる里「和歌山県新宮市三輪崎」を中心に、県内は田辺以南、三重県は熊野市以西、北は瀞峡・熊野本宮大社周辺までに限っています。
それでもこの地域、驚くほど名所旧跡・神社仏閣に恵まれ、それらを結んでいる熊野古道は、風光明媚なだけでなく、往時の歴史を偲(しの)ばせてくれます。
ふる里「三輪崎」は、海と低い山並みに挟(はさ)まれた、いわば猫の額(ひたい)。太平洋・熊野灘に面して、熊野古道大辺路(おおへち)沿いに在ります。海の青・山の青に恵まれたのどかな町で、大昔の万葉集にも詠まれています。
三輪崎という小さな港町から熊野灘沿いを新宮へ向かう2`足らずの山道が「熊野古道高野坂(こやのざか)」、ふる里への身びいきも含めて、この地方でぼくの一押し≠ナす。 |
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高野坂から三輪崎の海を見る |
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朗読(2:25) on |
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