ピーチャン
まえがき
 昨年(2000年)シニアの仲間入りをした。会社は今年7月、予定の一年遅れで後進に譲った。
 暇ができた分シニアパソコン教室の講師を引き受けるやらで、相応の新陳代謝もあり、忙しさはこれまでとさほど変わらない。
 変わったことといえば、給料が年金になったことと、好きな映画を千円で見られるようになったことか。
 
 四〇代半ばで脳梗塞に見舞われた。それが引き金となって28年勤めた会社をやめ、創業。
 それから50代を挟んだ10年と少し、妻や子供たちには迷惑をかけたが、自分なりに納得のいく日々で、61の今日まで続いている。と言えるのもピーチャンとの出会いがあったればこそだ。緑のセキセイインコ、利口な小鳥だった。
 
 生まれたばかりでわが家の一員となったのがぼくが50のとき。以来8年に亘り、両足の不幸にもめげず愉快な家族として生き抜いてくれた。
 弱い性格でくじけるのが得意のぼくを、身をもって励ましつづけてくれたピーチャンはいまもぼくの心の支えである。
 
 一昨年(1999年11月)、脳梗塞が再発しかけた頃、静養先で数日かけて練ったのが第1章「吾輩はピーチャンである」だ。もちろんピーチャンが主役。半年ほど温めていたこともあってある程度書けた。今回これを仕上げて本作品の先頭に据えた。
 第二章以降は、50代後半から現在まで、主として山歩きを舞台に、そのときどきの心境を吐露してみた。概ね中高年の青春賛歌である。
 
 全体を通して、いまに至るぼくの約一〇年が、ピーチャンとともに浮き彫りされればとの期待を込めている。

平成13年(2001年)9月28日 

 この作品は、当初「ピーチャンがくれた元気」の題名で公開しました。雑記帳の「吾輩はピーchanである」と「山歩き紀行文」各所からの抜粋を併せて編集したものです。その後お蔵に入っていました。
 このたび「覚え書き」というジャンルを設けたことに伴い、「五十代のぼく」と改題して、復活させることにしました。 (2004.08.31)
 このタイトルを「ピーチャンとぼくの50代」と再び改題して、内容も見直しました。 (2018.05.12)
 次のサイトをクリックして、最新版をご覧ください。

http://chukonen.com/zakki/
1804fifties/50dai-hyoshix.htm

目 次
第一章 吾輩はピーチャンである
Part 1 1. 朝の巻  2. 左足の巻  3. 右足の巻
Part 2 4. 大空の巻 (その1)  5. 大空の巻 (その2)
Part 3 6. 水浴の巻  7. パコちゃんの巻 (その1) 8. パコちゃんの巻 (その2)
Part 4 9. カスガイの巻  10. さ・よ・な・ら の巻
第二章 子持山だよ
Part 5 1. 暗転  2. 赤城へ  3. ひとり歩き 4. 山頂にて  5. 下山
第三章 山のエピソード
Part 6 1. 賛歌 (四題)  2. 食欲 (三題)
Part 7 3. 本当 (三題)  4. 幻想 (三題)
Part 8 5. 錯覚 (三題)  6. 友人 (三題)
第四章 もうすぐシニア
Part 9 1. 桜? カタクリ!  2. 宴(うたげ)3. シニアを前に
第五章 元気だよ、ありがとう
Part 10 1. 黄色いピーチャン  2. 2001年7月の山歩き 3. 車坂峠から登る  4. 夢を見た 5. 中コースを通って  6.帰り途

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ピーチャンとぼく

「五十代のぼく」表紙
覚え書き表紙
雑記帳 山歩き 小話集 南紀熊野 米国の名演説 USA 69-70
覚え書き 某日@某所 旅日記 俳人えり好み English Edition 書籍
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