玉造温泉は、島根県松江市玉湯町にある。
JR山陰本線の駅名そのものが玉造温泉だから、駅を下りると温泉街ということになる。
一度は行きたいと思っていた玉造温泉だ。出雲国風土記にこう記されているよし。「一度湯に入ると容姿が端正になり、再び入れば万病が治る」。
告白すると、心身ともに疲れていたせいか、名にし負う無色透明の温泉を、それも有名温泉宿で、3泊とも心ゆくまで味わわず仕舞いだった。夜は夕食前に3度とも入ったが、朝は2度だけに終わった。
駅の西側に玉湯川が南からすぐ北の宍道湖に流れている。川沿いの両側に15軒のホテル・旅館が立ち並び、ぼくたちの宿「紺家」は駅寄りで、徒歩10分ということだった。
ただし、出雲空港と宿の往復は送迎バスだし、滞在中も観光地への行き帰りはバスを利用したから、玉造温泉駅は無縁で終わった。
「紺家」玄関横にこんな看板があった。
玉湯川沿いの夜桜
ほろ酔い気分でそぞろ歩きしながら、ライトアップされた花景色にシャッターを押した。
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