初日の5月17日(木)は、羽田空港を日航機で11時45分に発って広島空港着13時10分。以降は観光バスで山陰山陽をめぐり、三日目の夕刻、広島空港へ舞い戻ることになっている。
以下、日を追って記す。
初日、津和野 (5月17日)
NHK-FMの日曜喫茶室で独特の語り口がなじみ深く、『散語拾語』 (朝日文庫)を楽しく読み、絵でほっとさせられている安野光雅氏のふる里というだけでうれしい立ち寄り先である。それ以上に一般的には「山陰の小京都」。ずっと以前から〝行ってみたい〟町だった。
残念ながらこの旅ではつかの間の小休憩でしかなく、消化不良のままあとにすることになる。旅程の時間を追えばやむなしか。
瀬戸内海に近い広島空港からはるばる日本海に面した山陰の地までバスの橋渡しではたした。当然、津和野到着時刻はとっくに正午を過ぎている。遅い遅い昼食の後に1時間程度の市内散策で多くを望むのはムリということ。安野光雅美術館も素通りだった。
いずれ鳥取砂丘や出雲大社を訪れたいから、そのときは津和野一泊付のツアーを選ぶことにしよう。
垣間見た二景のみメモしておく。
殿町通り
武家屋敷が建ち並んでいた面影が色濃く残り、掘割りには錦鯉が何匹も泳いでいた。なまこ壁が1ヶ月前の萩とダブる。
たまたま妻は軽い車酔いで、ここはスキップした。
津和野カトリック教会
「昭和6年に乙女峠の殉教者の遺徳を顕彰するために建てられた」とか。礼拝堂内は畳敷きらしいが、外観だけで終わった。
その外観だけでも何となく魅力を感じる。内覧は津和野再訪時の楽しみとする。
その他のスナップ写真
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4時過ぎに萩着。1ヶ月前の景色・たたずまいが目になじむ。松陰神社に入って松下村塾を今度はガイドの説明付で見学した。
第一夜は萩観光ホテル。萩市郊外、笠山の中腹にある。温泉露天風呂で一日の疲れを癒やして、夕食は「河豚尽くし」の豪華版。豊かな気分で地酒の熱燗を一献ということになった。
箸包みに郷土民謡の歌詞が5つ載っている。「男なら」「女なら」「萩つばき音頭」「嫁泣節」「長州音頭」。「長州音頭」を参考までに。
長州よいとこ 長門に周防
花は自慢の 勤皇桜
咲くも散らすも 国のため
ソーレ ソレソレ ソレチャ
長州 エエトコナー
長州名所は 松陰神社
花は散っても その名を残す
大和心の 花桜
ソーレ ソレソレ ソレチャ
長州 エエトコナー
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