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7月6日(金)
 予報では雨は降ったり止んだりのようだが、空模様は本日も思わしくない。
 青森県大鰐町の「青森ワイナリーホテル」を8時に出発。大勢の中学生一行はすぐ後の出発か。
 岩木山(1,625m)の八合目に位置するホテルから下る、津軽岩木スカイラインは60を超える急カーブの連続だ。昨日の上りでは、対向の自家用車と危うくぶつかりそうになり、そのあとうまく交わすのに運転手さんの苦労たるや。交わし終わった途端、乗客全員から惜しみない拍手がわいた。
 今朝は対向車のなきことを祈り、幸運にも祈りが当たった。しかし、(もや)に覆われた下りの連続急カーブはぼくも手に汗した。
右の男性が運転手さん
(下り急カーブを終えて)
 スカイラインが終わって全員ホッと一息。バスは青森県の鶴の舞橋へ向かう。
1.鶴の舞橋
 青森県北津軽郡鶴田町にある。同町のウェブサイトによると、
 岩木山の雄大な山影を湖面に美しく映す津軽富士見湖(正式名称:廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ))。
 その伝説に満ちた優美な湖面にまたひとつ美しい姿を映す鶴の舞橋。
 全長300mのこの橋は、三連太鼓橋では日本一長い木橋であり、そのぬくもりたっぷりの優しいアーチは、鶴と国際交流の里・鶴田町の新しい魅力となっています。

 平成6年(2004年)に架けられた。「周辺の自然環境や景観との調和を保つため、橋脚には樹齢150年以上の青森ヒバ700本を使用し、日本古来の建築技術を駆使している」。

鶴の舞橋、その他の写真

2.津軽五所川原駅から金木駅
津軽鉄道
 津軽鉄道とは、青森県五所川原市の津軽五所川原駅から青森県北津軽郡中泊町の津軽中里駅までを結ぶ鉄道路線だ。
 冬季は、ダルマストーブのストーブ列車が運行されるとか。夏場の現在は風鈴列車。
 全長20.7km、12駅、単線。ぼくたちは、五所川原駅から6駅目の金木駅で降りた。

金木駅そばの「斜陽館」 (太宰治を偲ぶ)
 この入母屋造りの建物、明治の大地主と言われた津島源右衛門(太宰治の父)が明治40年に建てた。
 米蔵に至るまで日本三大美林のヒバを使い、階下11室、278坪、2階8室116坪、付属建物や泉水を配した庭園など合わせて宅地約680坪の豪邸である。
 (斜陽館パンフレット)

 妻のみ入館し、ぼくはそこいらを歩き回った。

五所川原駅〜金木駅、その他の写真
 花巻市の「ホテル志戸平」着、5時。
 7時に夕食を終え、ぼくは寝床へ。妻はしばらく「スコップ演奏」を楽しんだようだ。(ひょっとこ仮面さんが、スピーカーで流れる音楽に合わせて三味線に見立てたスコップを打ち鳴らして演奏)

 本日のバス走行距離:350km。

朗読 5:43
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