1.戌年明けて
2.昨年のぼく
3.「中高年の元気!」の今
2.昨年のぼく

 そんなことで、昨年の旅行は国内外を問わずほぼ全滅だが、ホームページの「中高年の元気!」は変わらず「元気!」だ。
 引き続き英文広場「English Edition」の拡充が進み、各種加わった。このとおり。

「Masa's Camino de Santiago」
(雑記帳第101話、English Edition 1月14日)
 友人S氏が、前年5月から6月にかけて1ヶ月、スペイン・サンチャゴ巡礼を果たした。彼の日記をもとにその間の行程を英文で追った。
「The Auditorium Where Monsters Live」
(雑記帳第102話、English Edition 4月2日)
 国立(くにたち)の母校キャンパスにある兼松講堂。その建立に至る学園の歴史を、小説「怪獣の棲む講堂物語」にまとめた。(雑記帳第46~48話) その英訳。朗読:11時間38分
「One Week in Ancient Kyoto, Early Summer 2017」
(雑記帳第105話、English Edition 9月23日)
 なぜか今もって見残している京都。日本特有の風土を海外へ発信したいにしては臥龍点睛を欠くとの思いで、3月の4日間に続いて訪れた。
 その英訳。誇らしい日本風土紹介の目玉を意識しており、この一編で自分流英文日本紹介の一応のゴールとした。
「Tour around Morocco for 10 Days, 2010」
(雑記帳第106話、English Edition 11月1日)
 雑記帳第59話「モロッコ紀行、2010」の英訳。日本紹介ばかりでなく、自分の目で見た海外の異文化を伝えたい気持ちで、以前の紀行文を英訳した。
「4 Days around Shirahone Spa」
(雑記帳第108話、English Edition 12月28日)
 信州松本城見学が目的で、その近くとの触れ込みなので訪れた温泉郷。実際には陸の孤島と言ってもいいくらいの秘境。予想と外れて思わぬ儲けものをした。
 その英訳。海外発信したくなった。
「時事英語講座のテキストと和訳」
(English Edition 1月13日~12月17日)
 前年の12月にこの小広場を開設。本年は当講座テキストの第4話~34話。CNN、BBC、New York Times等、各メディアのインターネット速報を、講師の田中先生が選択し、2日前に通知。受講者は予習して講座に臨んでいる。
 自身の予習に講座での修正を加えて、ホームページ掲載とした。
( )内は掲載場所、掲載日

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 ホームページ「中高年の元気!」を立ち上げたのが1998年。今年でちょうど20年だ。
 更新履歴をもとに振り返ると、ホームページだけは毎年意欲的に励んできている。文章作品だけでも、「雑記帳」に108話、「小話集」に60話。大半が忘却の彼方といったところ。しかし自身にとってはいい記念だ。

 山歩きの紀行文を同行の山仲間たちに伝えたい気持ちがホームページ開設につながった。事実、2000年までの3年間は山歩き紀行文が主流を占めている。

 「雑記帳」・「小話集」・「山歩き」の他に、当初から写真集「某日@某所」が賑わいの一角をつかさどってきた。
 その後ふる里紹介の「南紀熊野」を独立させたり、妻の趣味を意識した「俳人えり好み」を加えたりで、独りよがりの世界にしてはそれなりの体裁になってきた。
 これに、国際的には独特の風土・伝統・文化を有すると自認する、日本の(自分なり)英文紹介「English Edition」を加えて、現在の「中高年の元気!」に至っている。

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 さて、戌年始まって、これからは?
 四六時中暇ながら、正月気分抜けやらぬいま。意欲だけは旺盛。一度は海外旅行、国内数回、加えてエッセイ、紀行文の英訳続行、……。
 とりあえず、このエッセイが出初式だ。