ここ10年ばかり、毎年2度海外旅行に出かけていた。
今年は夏が過ぎてもその気にならない。といっていてはますます億劫になるし、珍しく妻のリクエストもあり、11月に決行することにした。
トラピックス社のツアーで、「オランダ・ベルギー8日間」を申し込んでいたが、心変わりして、「バルト三国とポーランド12日間」に変更してもらった。オランダ・ベルギーは来年以降でもその気になるだろう。
ぼく流の旅の楽しみ方は、旅そのものと、帰ってから紀行文をものすることだ。紀行文にはいつも旅の期間の数倍を費やして没頭している。今回も1ヶ月以上はかかりっきりになるだろう。書き終わってみれば大晦日ということになるかもしれない。うまいお屠蘇を楽しみにしよう。と思っていた矢先にハプニング。
新浦安駅隣のマーレ2階に市の国際センターがあり、そこで英会話を習っていることは先に述べた。
係のTさんに立ち話で今度の旅に触れたら、「バルト三国!」とお顔がほころんだ。「お帰りになったら、報告会を頼みます!」
それが11月14日に帰って19日に報告会、ということになってしまった。慌ただしいし、大勢を前にしてスピーチする柄でもないし、ノミの心臓……。が、ずっこけて元もと、チャンス、チャレンジ、ともいえる。
「ぼくでいいのですか」と、身の程をわきまえず二つ返事で引き受けた。おかげで今度ばかりはもう一つの目的とそれなりの緊張を伴った旅になる。
Tさんがパワーポイントを駆使して作ってくれた宣伝ビラは優れ物で気が引ける。これはぼくの記念として。
とばっちりで先送りせざるを得ないのが上のエッセイだ。「サラリーマン@大同」は正月の仕事とし、あとの二つはいずれ近いうちにということにする。
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