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嬬恋村
 2007年10月24日(水)から4日間、妻と軽井沢方面に旅した。……軽井沢方面?
 旅行社が掲げるかなり長い旅の名をあげると、
「ホテルグリーンプラザ軽井沢で過ごす
北欧調リゾート・輝きの休日、3連泊4日間」
 ホテルを地図で探すと、「北軽井沢」の区域に、別の観光誌には「奥軽井沢」の項に在った。
 「軽井沢町の北はずれなのだろう」と、早合点して出かけたのであったが、そのことは「三日目」のところで述べる。
一日目
 4時半に目覚めてすぐ起床。出発まで十分時間はあったが、食欲はない。ヨーグルトとコーヒーで朝食とした。
 JR新浦安駅発東京駅行き6時3分に乗る。朝日がこんな具合だった。
 一行は総勢42人で、全員シニア。ガイド、添乗員なしの気楽・気ままな旅だ。バスは7時20分に東京駅近くの鍛冶橋を出発して、上信越道をひた走る。一般道に下りたところが「横川・おぎのや」で、まだ11時だが早めの昼食。あと1時間も走ればホテル、ということだった。
 JR軽井沢駅を過ぎてから、いろは坂の146号を30分以上くねくね上り、峰の茶屋で鬼押出しハイウエイに入る。「鬼押出し」を左に眺めながらしばらく行くと、「軽井沢プリンスランド」が見えてきた。100万uの総合レジャーランドだそうで、テニスコート、ゴルフ場、おもちゃ王国などが寄り集まっている。
 その入り口を行き過ぎてレジャー施設を左右に見ながら庭園を走ると、突き当たりが北欧調リゾート≠フ「グリーンプラザ軽井沢」だった。1時着。
 夕刻まで広い庭園を散歩する。「旅の駅」をはじめ、あいにく園内全ての店舗は水曜日定休。心ならずも純粋に紅葉の景色を楽しんだ。
 「あさまの湯」という温泉は、広い湯船の浴場と露天風呂が二つ。それぞれにゆっくり浸かった。
 バイキングの夕食は豪華だった。和洋中、目移りしたが、洋食に統一。酒は中ビール1本にとどめた。
 会場は旅行各社それぞれの一行らしきシニアに加えて、赤ん坊から老若男女の家族連れが多い。この賑やかさからすれば、453の客室もそこそこに満たされているのだろう。
 十三夜の月が見事だった。東京ならともかく、星があまり見あたらないのはなぜ? 目を凝らすと、ほんの小さいのが数個だけ数えられた。
 明治20年頃、宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーがこの地の風景に故国スコットランドを見、別荘を建築して広く伝えたことが現「軽井沢」の始まりとか。江戸時代は中山道の宿場町として栄えていた。
朗読(4:29) on
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