Part1 一日目 日光中心部
Part2 二日目 中禅寺湖周辺
華厳の滝
 ホテル名が「中禅寺金谷ホテル」だから、中禅寺は目と鼻の先と思っていた。フロントで確かめたが、「中禅寺……?」。
 湖はお答えいただくまでもないが、お寺に関心のなさそうな様子に、こちらが戸惑った。地図には厳然と存在する。日光山中禅寺。またの名を立木観音といい、こちらの名のほうが地元では知られている由。
 その中禅寺はホテルから歩いて数分どころではない。バスで15分ほど行かなければならないことが判明した。華厳の滝の近くだ。
 朝、東武バスに乗って中禅寺湖畔を走り、「華厳の滝入口」で降りる。栃木県立日光自然博物館沿いの停留所だ。
 雨が降ってきた。この塩梅だと一日中続きそうだ。妻は傘を持ってきたが、とりあえず自然博物館で雨宿りすることにした。
 幸運にもそこに貸し傘がある。「お帰りになるとき、日光駅で返していただければ結構です」と係の方が助言してくれる。
 博物館をしばらく覗いたあと、傘さして華厳の滝へ向かう。その一日を写真で振り返ると…………
二日目(12月3日) 中禅寺湖周辺
日光自然博物館
華厳の滝
日光山中禅寺(立木観音)
 中禅寺湖畔の歌ヶ浜にある。西暦784年に日光開山勝道上人が創建した。
 男体山頂を極め、宿願を果たした上人は、湖上に現れた千手観音を柱の立木に手刻したので、今に立木観音と称され、中禅寺本尊として奉祀されている。
昼食は枡屋でひめ鱒料理
その他の写真
 10月、中欧4ヶ国を巡ったとき、スロヴェニアの首都・リュブリャーナ市街を見物した。その時連想で日光に触れた。ここにも転載する。
 「日光へ行ってきました」と言って、「日光のどこ?」と問い返されたとしよう。「東照宮ですよ」、当然の如く答えて、相手も「そうでしたね」と応じて会話がはずむ。
 実は東照宮だけではないのだ、日光は。
 東武日光駅に近い東照宮、輪王寺、二荒山神社の地区。
 いろは坂を上ったところにある中禅寺湖、華厳の滝、明智平、中禅寺の地区。
 奥日光の戦場ヶ原や、霧降高原を入れると、日光もいささか広い。
<Part1「一日目」 Part2「二日目(現在地)
Part1 一日目 日光中心部
Part2 二日目 中禅寺湖周辺
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