1998年4月、佐野の介護センター〝みさき〟に母を見舞った。
車椅子に乗せて、黒潮公園に連れ出した。
天気も良く、大満足だった。
「あんたのシャツ、派手やのお」
「おじいちゃんが昔働いていた木曜島のある、オーストラリアでこおて（買って)きたんやで｣
「そうかの。おじいちゃんは先に逝ったさかにの。損な人やった。大事にしてくれたさかにの｣
いつの頃の写真かな？ 美人！
「しげるさんは熊野サによう似たあるのお」
よく言われたのだけど…………
1969年6月、
ぼくがアメリカのPenn Stateへ留学のため羽田を発つとき、見送ってくれた。
父（繁蔵）はその１ヶ月前に他界。
そのときの写真もう１枚
右は、妻と長女
１９７１年頃、
東京から、愛知県安城市にあるぼくの自宅へ帰る途中（富士川サービスエリアにて)
やはり１９７１年頃？
「ちょっと寒いのおし」
１９８２年、ニューヨーク近郊のグリニッチ（コニチカット州）に、ぼくたち家族を訪ねてくれたとき。
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