2004年5月29日(土)、「芭蕉講読会」の仲間20人で草加へ行った。「おくのほそ道」の句碑巡りで、講師の塚越義幸先生(國學院大學栃木短期大学教授)引率による。
 芭蕉はこの地で句を残していないが、「足跡」は文章に厳然としてある。ページ末尾に引用する。
「おくのほそ道」第一夜より
 ことし、元禄二年にや、奥羽長途の行脚ただかりそめに思ひ立ちて、呉天に白髪の憾みを重ぬといへども、耳に触れていまだ目に見ぬ境、もし生きて帰らばと、定めなき頼みの末をかけ、その日やうやう草加といふ宿にたどり着きにけり。…………
    月一回、東京深川・芭蕉記念館へ通っている。塚越義幸先生ご指導による「松尾芭蕉講読会」である。
 「句碑巡りをしたいですね」、仲間の提案で、今回はとりあえず近場の草加ということになった。
 五月晴れの楽しい一日だった。地の蕎麦屋で昼食し、草加煎餅をみやげとした。
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