商東OBレース(80歳台)、出漕前
商東OBレース(80歳台)、出漕前
 4月27日、五月晴れの日曜日。無風に近い絶好のボート日和とて、東大・一橋関係者のみならず、一般客も大勢詰めかけて、戸田ボートコースはにぎわった。
 
 ぼくはNakamura先輩にくっついて、8時半頃会場着。母校のキレイな艇庫に入る栄誉を得た。
 先輩は2階で競漕勇姿に衣替え。写真の如し(左から3人目)。
 
 9時開会。
 9時45分、商東OBレース(80歳台の部)スタート。
 100mの短距離レースは不満ながら了承しようが、対戦相手不在は残念至極。
 それはそれ、完全意気投合の先輩5人、一糸乱れぬ力強い漕ぎっぷりをとくとご覧あれ。
 
 もちろん観客の興奮と惜しみない拍手声援は、メインイベントの「対校エイト」に劣るものではなかった。
 Nakamura先輩、数ヵ月後84歳。右から二人目のNoguchi先輩、明日が84歳の誕生日。いつまでもお元気で、連続優勝記録を更新していただきたい。
 わが応援団の猛烈、すごさは、聞きしに勝る壮観。観客はだれしも息を飲んで感動し、ぼくたち関係者は感涙に咽びながら大声張り上げて酔いに酔った。
 東大応援団も負けじと頑張ったが当方のほうが優勢、とはまんざらひいき目でもなし。
 詳細、数日後に「某日at某所」で大いにご覧いただくつもり。ご期待あれ!
 Ishi学長は開会式のときから奥様と出席され、4時過ぎの閉会まで熱心に応援された。
 下の4人の写真、右からIshi学長、奥様、Iwaki女史であること、関係者ならだれでもご存知である。左端のご婦人が本日の主役だったかもしれない。代(だい)はつえ様、83歳。佐渡島のご出身で、現在埼玉県在住。だれあろう、本日のメインイベント「対校エイト」で整調(Stroke = 最後尾)の選手石原一(はじめ)君のおばあさんである。
 
 Ishi学長と念願の握手を交わし、「わが人生最高の日」とご満悦そのものであった。お孫さんのチーム優勝という輝かしいおまけ付で。 
 対校戦は、わがほう、「シングルスカル」で惜敗したものの、「対校フォア」で8連覇。「対校エイト」でも輝く5連覇。
 ただし、Suzuki審判長の総評では、「両校とも切磋琢磨し、日大・中央・早稲田・慶応と張り合えるまで、実力向上に努められたい」、とのこと。また女子選手には、「ますます諸君に期待するところ大であり、対校種目を増やしたいと考えている」、と激励された。
 
 表彰式の晴れがましさと優勝者それぞれの観客に対するおどけたあいさつ。さわやかな空に薫風を呼ぶレガッタの一日。
 Nakamura先輩に感謝!石原君のおばあさんに幸あれ!商東戦よ、永遠なれ!
大部の写真入り実況中継は、
雑記帳
「第28話、商東戦観戦記」に掲載。 
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