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一茶記念館「一茶」より
小林一茶の500余句(17…17句)
年次不詳
名月や仏のやうに膝をくみ
真蹟
庭の蝶子が這へばとびはへばとぶ
真蹟
はつ雪や今行(ゆく)里の見へてふる
真蹟
おぼろ夜や寝るたしになるにわの滝
白井氏夜泊
真蹟
ばせを忌に丸いつむりの披露かな
真蹟
むこ入りの諷(うた)ひすみけりむらの雪
真蹟
なでしこや地蔵菩薩の迹(あと)先に
箱根山さいの河原
真蹟
元日や上々吉の浅黄(あさぎ)
元日
浅黄空
(ちる)花や月入る方が西方寺
自筆本
蝸牛(かたつぶり)そろそろ登れ富士の山
文政版発句集
古松(ふるまつ)や又あらためていく霞(かすみ)
栗之六十賀
文政版発句集
淡雪や人で埋(うず)めし江戸の町
続一茶発句集
はるかぜや鳴(なき)出しさうな飴(あめ)の鳥
文政版発句集
なの花に曇る善光寺平(だいら)
文政版発句集
明月や去々年(きょきょねん)までも針の穴
日々眼力うとく
文政版発句集
ふいと来て親子のごとし雪の宿
程々(ていてい)庵の炉辺ニこぞりて
文政版発句集
秋風のふきもへらさず比丘尼(びくに)
戸隠山九頭竜権現は女人嫌はせたまへるを、
むかし何某(なにがし)の比丘尼しひて
行(ゆか)んとせし時直(じき)に石となりけるとぞ

発句鈔追加
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善光寺
苅萱山西光寺(長野駅近く)
一茶の散歩道(湯田中)
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