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一茶記念館「一茶」より
小林一茶の500余句(10…25句)
文化13年(54歳)-文化14年(55歳)
春駒(はるこま)の歌でとかすや門(かど)の雪
七番日記
善光寺へ行て来た顔や雀の子
七番日記
(かど)の梅家内安全の咲きにけり
七番日記
はつ蝶の夫婦連れして来たりけり
七番日記
痩せ蛙まけるな一茶是に有
蛙たたかひ見にまかる四月二十日也けり
七番日記
わんぱくや縛(しばら)れながらよぶ螢
七番日記
たのもしやてんつるてんの初袷(あわせ)
小児祥次の成長を祝して
七番日記
リンリンと凧上(あが)りけり青田原
七番日記
武士(さむらい)に蠅(はえ)を追(おは)する御馬哉
七番日記
ナムナムと口を明(あけ)たる蛙かな
七番日記
はつ袷にくまれ盛(ざかり)にはやくなれ
千太郎にに申(もうす)
七番日記
入梅晴(つゆばれ)や佐渡の御金(おかね)が通るとて
七番日記
涼しさは仏の方より降る雨か
光雲山宿
七番日記
寝返りをするぞそこのけ蛬(きりぎりす)
七番日記
ふしぎ也生(うまれ)た家でけふの月
漂白四十年
七番日記
蝉鳴くや六月村の炎天寺
七番日記
羽生へて銭がとぶ也としの暮
七番日記
笠でするさらばさらばや薄がすみ
軽井沢春色
七番日記
息才で御目(おめ)にかかるぞ草の露
わらぢながら墓参
七番日記
ぬかるみに尻もちつくなでかい蝶
七番日記
しなのぢやそばの白さもぞつとする
七番日記
べつたりと人のなる木や宮角力(みやずもう)
七番日記
それ虻(あぶ)に世話をやかすなせうじ窓
七番日記
米負(おう)て小唄で渡る氷哉
七番日記
大名は濡れ(て)通るを炬燵(こたつ)
七番日記
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