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一茶記念館「一茶」より |
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小林一茶の500余句(07…20句) |
文化9年(50歳) |
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松陰(かげ)に寝てくふ六十ヨ州(しゅう)かな |
七番日記 |
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夕不二(ゆうふじ)に尻を並べてなく蛙(かわず) |
七番日記 |
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米蒔(ま)くも罪ぞよ鶏(とり)がけあふぞよ |
布施弁天
七番日記 |
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なの花のとつぱづれ也ふじの山 |
七番日記 |
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天からでも降(ふり)たるやうに桜哉 |
株番 |
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亡(なき)母や海見る度に見る度に |
七番日記 |
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今ごろや大内山のほととぎす |
七番日記 |
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目覚しのぼたん芍薬(しゃくやく)でありしよな |
四日花喬仏
七番日記 |
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いざいなん江戸は涼みもみづかしき |
七番日記 |
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湖に尻を吹かせて蝉の鳴(なく) |
七番日記 |
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有明や浅間の霧が膳をはふ |
七番日記 |
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国中は残らず諏訪の尾花哉 |
七番日記 |
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又も来よ膝をかさうぞきりぎりす |
七番日記 |
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そば時(どき)や月のしなのの善光寺 |
七番日記 |
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けふからは日本の雁(かり)ぞ楽(らく)に寝よ |
外ヶ浜
七番日記 |
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きりきりしやんとしてさく桔梗(ききょう)哉 |
七番日記 |
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夕月や御煤(おすす)の過(すぎ)し善光寺 |
七番日記 |
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是がまあつひの栖(すみか)か雪五尺 |
七番日記 |
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ほちほちと雪にくるまる在所(ざいしょ)哉 |
七番日記 |
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しなのぢの山が荷になる寒(さむさ)哉 |
碓氷にて
七番日記 |
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