|
|
|
一茶記念館「一茶」より |
|
小林一茶の500余句(05…30句) |
文化4年(45歳)-文化6年(47歳) |
|
古郷(ふるさと)や餅につき込(こむ)春の雪 |
文化句帖 |
|
夕燕(つばめ)我には翌(あす)のあてはなき |
文化句帖 |
|
江戸じまぬきのふ(う)したはし更衣(ころもがえ) |
文化句帖 |
|
雪の日や古郷(ふるさと)人(びと)もぶあしらひ |
文化句帖 |
|
とし(の)暮亀はいつ迄釣(つる)さるゝ |
両国橋
文化句帖 |
|
涼風に吹(ふか)れ力(ぢから)もなかりけり |
礎(いしずえ)によりて
連句稿裏書 |
|
雁鳴くやうしろ冷(ひや)つく斑(まだら)山 |
連句稿裏書 |
|
たまに来た古郷の月は曇りけり |
連句稿裏書 |
|
秋の夕(ゆう)親里らしくなかりけり |
連句稿裏書 |
|
そば所(どこ)と人はいふ也赤蜻蛉(とんぼ) |
連句稿裏書 |
|
草花をよけて居(すわ)るや勝角力(ずもう) |
文化3-8年句日記写 |
|
近づけば急に淋しき紅葉(もみじ)哉 |
文化3-8年句日記写 |
|
夕月や門(かど)の涼みも昔沙汰 |
文化3-8年句日記写 |
|
梅咲くやあはれことしももらひ餅 |
文化句帖 |
|
ちる花をざぶざぶ浴(あび)る雀哉 |
文化句帖 |
|
うぐひすもうかれ鳴きする茶つみ哉 |
文化句帖 |
|
白魚(しらうお)のどつと生(うま)るおぼろ哉る |
文化句帖 |
|
萩の末(すえ)薄(すすき)がもとの喰(くい)祭り |
俳額 |
|
湯けぶりにふすぼりもせぬ月の顔 |
草津道の記 |
|
秋風に御任(おまか)せ申(もうす)浮藻(うきも)哉 |
文化5-6年句日記 |
|
秋風や仏に近き年の程(ほど) |
文化5-6年句日記 |
|
日ぐらしや急に明(あかる)き湖(うみ)の方 |
文化5-6年句日記 |
|
明月の御覧の通り屑家(くずや)也 |
文化5-6年句日記 |
|
毒虫もいつか一度は草の露 |
真蹟 |
|
元日や我のみならぬ巣なし鳥 |
文化5-6年句日記 |
|
陽炎(かげろう)やきのふは見へぬだんご茶屋 |
文化5-6年句日記 |
|
ただ頼め花ははらはらあの通(とおり) |
文化5-6年句日記 |
|
母恋し恋しと蝉も聞(きこ)ゆらん |
文化5-6年句日記 |
|
けふといふ今日名月の御側(おそば)哉 |
姥捨(うばすて)山 文化3-8年句日記 |
|
刀禰(とね)川や羽口(はぐち)も出来て春の雨 |
書簡 |
|
|
|
閉じる |
|