Part1 出発〜二日目前半 Part3 コスモス園、一茶
Part2 魁夷美術館、善光寺 Part4 アラカルト
Part3 三日目 (コスモス園、一茶)
黒姫高原コスモス園
コスモス園
 予報どおり、昨夜来の雨が今日一日続きそうだ。9時50分のシャトルバスで黒姫高原「コスモス園」に向かう。
 コスモス畑の広さは生半可ではないが、残念ながら今年の旬は1週間前までだったらしい。それでも雨にけぶる100万本の景観はそれなりに楽しめた。
 それよりもダリヤ園! 圧倒された。種類、彩り、格好……、たまげた。50品種というが……、その程度かなあ?
 妻もダリヤ・マスゲームに驚いた様子だが、ぼくはこんなの初めて見る。雨中片手に傘しながら、デジカメ・シャッターを押しまくった。
 雨でなければ正面に黒姫山(2053m)がそびえ、中腹までパノラマリフト(全長950m、片道8分)も動いて、さわやかな秋を味わえたはずだ。
 その雨が足止めをしたか、逆に幸いしたか、昼過ぎまで、主としてダリヤ園で時間が過ぎ去った。撮りも撮ったりの花模様は末尾にリンクしておく。
一茶記念館
 小林一茶の生まれ故郷で、晩年を過ごした信濃町大字柏原は斑尾高原から遠くない。
 黒姫高原コスモス園から路線バスに20分ほど乗ると一茶記念館に着いた。JR黒姫駅は歩いて10分。
 昭和35年(1960)、一茶の墓のある現小丸山公園に開館し、平成15年(2003)4月に新館となった。一茶の生涯と文学、一茶のふる里、一茶顕彰などが各部屋に展示されている。ゆとりの時間たっぷりとて、丹念に鑑賞した。
 俳諧寺、一茶の墓もこの公園内にあり、そぞろ歩きで見て回った。
俳諧寺
一茶の墓
一茶の句碑「是がまあついのすみかか雪五尺」
 最近「中高年の元気!」の一角に、「俳人えり好み」という新しい広場の構築をはじめた。
 妻が愛読している毎日新聞社の「俳句あるふぁ」を覗き見て思い立った。隔月刊で、ときどき芭蕉の時代から現代まで、名だたる俳人の特集が掲載されている。一押し30句といった句集とともに。
 芭蕉と一茶の句を自分なりにまとめてみたいという、かねての考えとドッキングした。併せて良寛、蕪村、子規、漱石、……、も。
 芭蕉は「俳句あるふぁ」の特集に、「芭蕉全句(四季・季語別)…986句」というおあつらえのがあり、現在それをこの「俳人えり好み」に写している最中だ。
 一茶記念館で、「一茶」という小冊子を得た。生涯に2万句は詠んだという一茶の5百余句を、記念館精選という形で載せている。これを役立てさせてもらうことにした。
 先日購入した13インチのノートパソコンが、この作業の大いなる助けになろう。図書館の学習室や喫茶店に持ち込んで、せっせと「広場構築」に励んでいる。1ヶ月ほどすれば、ある程度までをお披露目できよう。
 JR黒姫駅前発3時のホテル・シャトルバスには少し間がある。一茶記念館から駅まで、また駅前にも一茶の句碑があった。もちろん撮影(末尾にリンク)。
 駅近くに信濃園というそば屋があり、入る。戸隠ざる蕎麦一杯を妻とシェアしたが、全部は食べきれず。
その他の写真
小林一茶の500余句(例)
ダリヤ園の百花繚乱
ダリヤ園の49輪
一茶の句碑(記念館〜黒姫駅)
小話集第43話「斑尾高原4日間2010」
<Part2 Part4>
朗読(06:15)  on
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Part2 魁夷美術館、善光寺 Part4 アラカルト
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