政府がIT普及の一環として、2001年にインパク(インターネット博覧会)を開催し、「中高年の元気!」も展示されました。
 期間中、各種意見を求められ、それに応えた一つです。

 「中高年の元気!」は、概(おおむ)ねエッセイと紀行文の広場です。キザっぽいようですが、今日の喜び、明日への希望≠キャッチフレーズにしています。
 4年半ほど前(1997年)に作りはじめました。
 技術的には不満もあるのですが、それでいいと思っています。見栄えやインパクト、高度なテクニックよりも、中身を増やすことに懸命です。
 アルバムやメモの整理にパソコンを利用しようと思い立ち、それが「中高年の元気!」へと歩んだ過程は、これからのみなさんに多少とも参考になるのではないでしょうか。

 以前、物置の大きな革トランクを処分しようとして開けたら、なんと2,000枚以上のスライド(ポジフィルム)が入っていました。30年前、アメリカ留学当時のスナップ撮影の数々です。帰国直後はプロジェクターで楽しんだのですが、後はお蔵入り。プロジェクターもどこへやら。

 捨ててしまうのは惜しい、かといって、写真に焼きなおすには、膨大な費用を要する。
 そこで、”スライド・スキャナー”なるものを購入してパソコンに保存することを思い立ったのでした。
 ずいぶん時間をかけて3分の1程度をスキャンし終えたころ、
「デッドストックをパソコンに移しているだけではないか」
 そんな思いがよぎりました。

 もう一つ。
 好きな落語を聴きながら、面白いところをメモしてパソコンに入力していたのが、ある程度の量になっていました。

 その間、ホームページ作成ソフトも、徐々に私の手におえるところまで来ていました。
「そうだ! スライドも落語のメモも、ホームページとして保存してみよう」
 振り返れば、最高の思いつきでした。
 これに、

  • リハビリ半分ではじめた山歩きの紀行文
  • 多少は認(したた)めてあるエッセイ
  • 南紀熊野のふるさと紹介
 を加えて、「中高年の元気!」がスタートしました。
 つまり、「中高年の元気!」は、私なりの自分史です。これをインターネットでみなさんに見ていただけるのですから、冥利に尽きます。
 ホームページの制作作業は、手間もかかるだろうし、難しそう……
 「中高年の元気!」が、そんな人のお役に立ちますように。

小話集第9話〔易しい、優しいホームページ〕 おわり
2001.06.23

朗読(04:04) on
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